最近、自律神経という言葉をテレビなどでよく耳にします
自律神経とはいったいどういったものなのか?
自律神経が乱れるとどうなるのか?を簡単な言葉で解説します
自律神経とは
自律神経とは体の生理的なバランスをとっているシステムのことです
車に例えられることも多く、簡単に言うと
交感神経→アクセル
副交感神経→ブレーキ
と例えられます
イメージ通り交感神経は、活動しているときに優位に働き
副交感神経は、落ち着いているときに優位に働きます
それぞれが、適切に切り替わることで一日のリズムをつくっています
交感神経・副交感神経の働き
自律神経は、交感神経・副交感神経からなっており、それぞれが適切に切り替わることで人間が本来持っている生活のリズムをつくってくれます
一日の中で優位な神経が切り替わることで、朝はしっかり目覚め、日中は学校や仕事に集中し、夜は眠くなるというリズムができるのです
昼間はしっかり活動・集中できる
夜は深い睡眠がとれる、と言った具合です
交感神経
特に交感神経が働くタイミングとして
狩りをしていた時代だと、獲物を狙うときや敵から逃げるとき特に優位に働きます
交感神経が優位に働くと
- 心拍数を上げる→血流を上げ体が動ける状態にする
- 血管が細くなる→勢いよく全身に血液を送る
- 瞳孔を開く→対象をよく見る
- 筋肉を緊張させる→体を守る・動ける状態にする
など、神経を研ぎ澄ませた臨戦態勢の状態となります
交感神経は、興奮しているときや緊張しているときに活発になるのです
現代でいうと、スポースを観戦をしているときや対戦ゲームをしているとき、ドキドキしたり、手に力が入ったりすると思います
そのとき、交感神経が優位に働いているのです
副交感神経
副交感神経は交感神経とは逆の働きをします
食事やリラックスしているとき、また夜の睡眠に向けて優位になっていきます
- 心拍数を下げる→体を落ち着かせる
- 内臓の働きが高まる→消化や排便をスムーズにする
- 筋肉を緩める→体を休める
自律神経が乱れるとは
自律神経が乱れると適切に切り替わらなくなった状態をいい様々な不調が出てきます
例えば
- 夜なのに眠くならない
- 昼間集中できず、ボーッとしている
- 全身の倦怠感がある
- 肩など筋肉が凝りやすい
- 便秘や下痢になりやすい
- ドキドキしたり、体がほてる
など他にも色々な不調として現れることがあります
自律神経が乱れる原因
自律神経が乱れる原因として、ストレスや生活習慣が影響しています
ストレス
ストレスを感じると体は緊張状態、要するに交感神経が優位に働いている状態になっっています
過度なストレスや長期に渡ってストレスを感じている場合は体が休まりにくく不調となって現れます
生活習慣
昼夜逆転の生活や一日中ゴロゴロしてしまってるなど不規則な生活習慣をしていると
アクセルとブレーキの切り替わるタイミングがずれてしまったり
それぞれ、働きが鈍くなり不調として現れます
また、長時間のゲームやカフェイン飲料の多様など興奮状態が続いた場合も交感神経が過度に優位になりバランスが崩れます
自律神経を整えるセルフケア
自律神経の働きを整える簡単なセルフケアを紹介します
少しでも不調を感じるようなら、早めの対策をとりましょう
朝日を浴びる
朝日を浴びることで、体内時計が調整され正常な生活リズムを取り戻すことができます
10分から15分程度を目安に朝日を浴びるよう心がけましょう
軽い運動をする
- ストレッチ
- ウォーキング
体が伸びた感覚や心拍数が少し上がる程度で改善が見込めます
自律神経のセルフケア目的の場合、激しい運動は逆効果になることもあるので気をつけましょう
終わりに
自律神経を整えるセルフケアを紹介しました
ただ、どの方法も習慣化し続けることが大切です
生活のルーティーンに組み込み自律神経のバランスを整えていきましょう